はりめっこ感想記

アニメ、漫画、映画…など感想をまとめます。

鬼太郎感想 22話「暴走!最恐妖怪牛鬼」

こんにちは、はりめっこです。

 

今週は牛鬼回!

先週の予告編からすでにしんどい予感はしてましたが、やっぱりしんどかったですね~!日曜朝からエモさで吐きそう!!

というわけで感想です。

 

旅行先で牛鬼伝説を信じる少年・恭輔くんに出会ったねこ娘&まなちゃん。

3人が仲良くなっているころ、牛鬼はテレビ番組の撮影で封印を解かれてしまいます。

そして暴れる牛鬼を倒した鬼太郎自身が牛鬼の姿になってしまい…というストーリー。

 

まず、商店街の福引で当たった旅行の定員が3人だから…という理由でまなちゃん&鬼太郎を誘ったねこ娘がかわいい。

仲良しのまなちゃん誘いたい・・・鬼太郎も誘いたい・・・っていうか鬼太郎だけ誘うのは恥ずかしいし・・・3人なら自然に旅行できる・・・みたいな感じ?定員が本当に3人だったかも怪しいもんですよ。私は定員2名のところをねこ娘が自腹で一人追加した説を推します。

 

前半パートの鬼太郎アクションも最高にかっこよかったですね。久々の戦闘シーン。やはり6期はアクションがキレッキレだなあ。

牛鬼にやられそうなねこ娘「鬼太郎・・・」

鬼太郎「今行くっ!」

カミノケバリ!リモコン下駄!

鬼太郎「おそくなってすまない」

ねこ娘「ううん!」

ここ最高じゃなかったです?最高でしたよね?(同意を求める)

鬼太郎さん、いつもねこ娘を助けたときに「遅いよ…」って言われるの素直に反省してたんですかね?「遅かったかー、悪いことしたなあ」みたいな。それで今回も「あっ遅かったかも」と思って先に「おそくなってすまない」とか言ったのかな。かわいすぎん??

「今行くっ!」の声もちょっと低くて荒々しくて男の子っぽくて良いんですよー。

助けてもらったねこ娘がキラキラした瞳で「鬼太郎・・・」て見つめるシーンがありますが、ここは本当に恋する乙女という作画で、6期の本気がうかがえます。

いや、でもねこ娘が鬼太郎に惚れるのは納得だよ。ピンチの時に颯爽とかけつけて、自分の前に立って背中にかばってくれるんですよ。そして圧倒的な強さで敵を倒してくれる。これは惚れるわ…

ねこ娘が鬼太郎を好きな理由、ってのは他にもいろいろ思うところがあるので、また改めて考察文でも書こうかなーと思っています。(需要あるのか?)

 

さてさて牛鬼になった鬼太郎をどうにかせにゃならん、ということで牛鬼回恒例カルラ様へ頼みに行く島民たち。

余談ですが、わたくしは妖怪や魔物といった類の者が神仏に対して「様」付けして敬意を表すのが大好きです。5期鬼太郎の「お地蔵様」とか。

カルラ様のいる祠にまで牛鬼が迫ってきそうになり、囮役になるねこ娘。

ねこ娘の猫っぽい俊敏な動き、猫っぽい感情豊かな耳の動きも見どころでしたね。

ねこ娘が牛鬼に対してずっと「鬼太郎」と呼びかけているのも泣かせるわ・・・

カルラ様の笛の音に操られた牛鬼が火口に身を投げ、鬼太郎も死んだか…と思わせてひょっこり助かってるのもお約束ですが、やっぱり嬉しい。鬼太郎に抱き着くねこ娘も本当にかわいい。よかったね、ねこ娘。

 

今回は完全にねこ娘大活躍回なんですが、やはり人間の業というか、妖怪によって浮き彫りになる人間像にも注目したい。

牛鬼の存在を信じる恭輔くん、鬼太郎が牛鬼を倒したとき「牛鬼を倒したものは牛鬼になるんだ…」と言いながら優しくしてくれたおねえちゃん(ねこ・まな)とだけ逃げようとしたのが印象的。牛鬼を倒した鬼太郎をすでに『恐ろしいもの』とみなしているのがリアルでいいですね。

そして番組プロデューサー。自分をかばってくれたねこ娘を放って逃げたり、でも牛鬼を復活させたことについて自分から謝ったり、いろいろな面が見られました。人間の奥行を感じさせるキャラ。

避難した人々も「あたしは観光客なのに!」と憤る人がいたり、「子どもたけでも助けて!」と懇願する親がいたり、よそ者をののしる島民がいたり、一枚岩ではない。それぞれの人生がちゃんと見えるあたり、6期の脚本は奥が深い。

余談ですが(2回目)、わたくしは親が「子どもだけでも助けて」とか「子どものぶんだけでも食料をください」とか言うシーンが大好きです。

 

はあ~、今回はねこ娘の鬼太郎への想いが溢れすぎてて、しんどい回でした(褒めてる)。

鬼太郎もシュンとしちゃって「この罪滅ぼしは必ずするよ」って、『仲間に対して素直な鬼太郎』の一面が見られてよかった。

罪滅ぼしとして結婚してあげなさいよ、もう。

 

はりめっこ

鬼太郎感想 21話「炎上!たくろう火の孤独」

こんにちは、はりめっこです。

テレビの録画に鬼太郎がたまりまくってまして、容量をめちゃめちゃ圧迫していますね…しかし消すに消せない消したくない。はやいとこDVDをゲットしたいです。

 

さて21話は、先週に比べてちょっとポップなテイストでしたね。

妖怪に焦点を当てた内容でした。

触るものをなんでも燃やしてしまう「たくろう火」、その性質ゆえに誰ともふれあえない孤独な生活を送っています。

それに目を付けたねずみ男「お前と友達になってやる」などと言葉巧みに近づき、遊園地のアトラクション(インディ〇ーンズ的なやつ?)に出演させ、ただ働きをさせます。夜間は閉じ込められているたくろう火が、ひょんなことから隣のアトラクションに出演しているロボットのピグと仲良しに。二人で仕事の練習を重ねながら友情をはぐくむが、客入りの悪いピグのアトラクションは取り壊されることに・・・という流れ。

 

まず、おばけが遊園地で働くってのが、なんとも心をくすぐる!

4期鬼太郎エンディングの『イヤンなっちゃう節(作詞・森雪之丞/作曲・岡本朗)』にも「♪遊園地でバイトする妖怪に愛をちょうだい」という歌詞がありますが、そんな感じで『人間界の仕事でお金を稼ぐ妖怪』というものにとてもゲゲゲらしさというか、世界の片隅に暮らす妖怪の雰囲気が出ていて好きですねー。

 

6期のねずみ男の才覚にも注目です。

歴代のねずみ男はわりとこすい稼ぎ方をするというか、まっとうな働き方はしないイメージだったんですが、6期は企業家としてかなりバリバリ働いてます。稼いだ金を惜しげもなく投資し、ビッグビジネスに賭ける姿がたびたび描写されている(かみなり回とか輪入道回とか)。ベンチャーの社長って感じですね。

ただ、従業員に対してはめちゃブラックで売ってるものはマガイモノ。そのあたりが、ねずみ男の妖怪としての暗さ不気味さを醸し出しています。

彼は妖怪と人間とのハーフですが、どちらの性質も備えているが故にどちらにも属さないというジレンマを抱えているように見えます。そのためか?人間を騙すことは厭わないし、妖怪を利用することも厭わない。

この世に居場所がないからこそ、貪欲にこの世に喰らいついて生きようとするのではないか。

6期は歴代でもっとも彼の生い立ちに迫ってくれそうなので、またねずみ男メインの話があると嬉しいですね。

 

さてさて、今回のお話は孤独で優しい妖怪たくろう火とピグの友情がテーマなんですが、ピグの正体は…?というのが前半15分引っ張られてましたけどCMまたぎでネタバレありましたね~!思わず鼻水でちゃった~!

はい、雨降り小僧です。

前半にも傘のシルエットは描かれていて、まあ火の妖怪と仲良くなるから雨降り小僧だろうな…とは思いましたが(大人の意見)、放送されるまでは今回のお話に雨降り小僧が出てくるとは思いもしなかったので驚きでした。

毎回言ってるけど、このへんの構成というか、お話のテーマを最大に活かす妖怪のチョイスは素晴らしいなあと思います。

ふれるもの全て燃やしてしまうたくろう火と仲良くなれるのは、水を操る雨降り小僧だった…という、美しいまとまり方でしたね。

 

ただ今週ちょっと気になったのは、雨降り小僧のバックグラウンドが描かれていないこと。たとえば5期の雨降り小僧は「雨を降らしてしまって迷惑をかけるから妖怪運動会に参加できない」という設定でした。で、鬼太郎たちが「雨なんか気にしない!」って言って仲間に入れるのが感動的だったのですが…。今回の雨降り小僧も自分の性質のせいで孤独なのか?と思いきや、なにやら自分で雨を操れるようだし、能力に関係ないロボットシアターで働いてるし、なぜねずみ男にそそのかされて遊園地で働くようになったのか…?

というわけで、ちょっと疑問が残ってしまいました。

 

ただ、雨降り小僧がすごく内気で自信がない性格だということは分かったので、そのあたりにつけこまれたのかもしれないですね。「アトラクションに出演して自信をつけようぜ!」みたいな。

それに、妖怪であることがバレてはいけない状況で一人で働いていたので、隣のアトラクションに妖怪のたくろう火が来てくれて、仲間ができて嬉しかったんでしょうね。

なんにせよ、いいお話でした。6期がいろんなテイストの話にチャレンジしているのも感じられました。演出の仕方も、話によってガラッと変わっていて。毎週飽きないですね。

こんな感じで、しんどいお話(エモ的な意味で)と、平静な心で見られるお話が交互に放送されると安心…毎回しんどいと日曜の午後がつぶれるから…

 

さ、来週は歴代でも人気のお話「牛鬼」ですね!

しんどい予感しかしない。

 

はりめっこ

鬼太郎感想 20話「妖花の記憶」

こんにちは、はりめっこです。

鬼太郎も、はや20話ですね。(ブログの更新は2週おくれ…)

20話の放送日は2018年8月12日。

3日後の15日は終戦記念日です。戦後73年ですね…

鬼太郎の今回のテーマは「戦争」

とても切ないお話だったので、感想がなかなか書けませんでした。

 

まなちゃんの大おばあちゃん(淑子さん)のお家に咲く真っ赤な花

それが妖花であることに気づいた鬼太郎ファミリーは、どこから来た花なのか確かめるために南へ向かいます。

 

ここ、まなちゃんが同行するときに「ちゃんと約束どおりお母さんの許可をもらってきた」って言うのが良いですねー。

鬼太郎ファミリー、未成年者を連れまわすときのルールを心得てらっしゃる。妖怪なのに。

目玉おやじ「親御さんの許しをもらってこなければ連れていくわけにはいかん」とか言ったのかな。

 

そして、移動手段に選ばれたのがハマグリ船!船頭はかわうそ

ここも原作どおりで嬉しい。かわうそが皆と仲良しになれててほっこりします。

(でも島に上陸したときはいなかったですね。船でお留守番かな)

 

さてさて、島に上陸したまなちゃんが目にしたのは、日本人戦没者の慰霊碑。

「なぜこんな日本から離れたところに・・・」と驚くまなちゃんに、鬼太郎たちが「日本が外国を攻めていた時代があった」と説明します。

「いやな時代だったぜ・・・」と呟くねずみ男が渋い。

原作設定だと、鬼太郎(ねこ娘もか?)は戦後生まれのはず。

鬼太郎は目玉おやじや回りの人から戦争の様子を聞いたんでしょうか。

ねずみ男はしっかり戦争の時代を経験しているでしょうね。みんなが空腹で、どうしようもなかった「いやな時代」を、妖怪たちはどう生きてきたんだろう・・

 

次に目にしたのは、日本の林業会社が森を伐採している場面。

「また日本語・・・」と怪訝な顔をするまなちゃん。

会社の現場責任者は「ちゃんと許可をとっている」と言いながらも、ご神木を切ろうとしたことで毎晩襲ってくる『戦争の音』におびえている。

ネットでも話題になったみたいですが、『戦争の音』を実際に聞いた鬼太郎ファミリーの行動が歴戦の戦士みたいで最高にかっこよかった!

後ろ蹴りでたき火を消して伏せる鬼太郎さん、傭兵かな?

「爆発の光もない、火薬の匂いもない」と冷静に状況を判断する様子も、みなさん実戦経験が豊富そうでいいですね・・・6期はやっぱり歴代最強説があります。

(ファミリー全体だと6期が最強のイメージ。鬼太郎単体だとまだ未知数だけど、身体能力は高そう。)

 

鬼太郎ファミリーが上記の対応をしている間、おトイレに行ったまなちゃんは謎の足跡に追いかけられてます。

※まなちゃん、トイレって言うのが恥ずかしくて「水をもらってくる」って言って離れたんですけど「(鬼太郎も)トイレって察してくれればいいのに…」ってそれは無理だよ。歴代で一番ニブいからね。

 

足跡に導かれて、ご神木にたどり着いたまなちゃんたち。

根本には日本兵のご遺骨がたくさん眠っています。

その中には、淑子さんの恋人だった総二郎さんのご遺骨も…

総二郎さんの想いが妖花となって、淑子さんの家に花を咲かせていたのです。

そして、そのご遺骨たちを守るため、林業会社を戦争の音で脅していた森の精霊トゥブアン…。

 

人に危害を加えないといわれているトゥブアンが、『自分たちが聞いたなかでもっとも恐ろしい音』である戦争の音を再現して人間を追い払おうとしていました。

胸がしめつけられて、涙なくしては見られないシーンでした。

生の音って、本当に怖いんですよ。

現代日本だと想像しにくいですけど、例えば猛スピードで自分にせまってくる車の音ってすごく怖いですよね。ギュオオオオンって感じの音。

それを何倍にもしたような怖い音が、かつてこの穏やかな南の島を襲っていた。

自分の命を奪おうと迫ってくる音です。

人間も、妖怪も、どれほど怖かっただろう。

 

そして、そんなふうにご遺骨を守ってくれていたトゥブアンに対してまなちゃんが言った言葉は「ありがとうございました」

日本人として?人間として?その両方なのか。お礼を言ったまなちゃん。

もう涙がずんばずんば・・・

そう、「ありがとう」ですよね、ここの言葉は。

以前テレビで、とある南の国で「いつか遺族が取りにくるかも」と言って、日本兵のヘルメットとか服とかをずっと持ってくれている島民の方たちが取材されていました。もう、「ありがとう」という以外にないんですよ。そして、そんな風に国や種族を越えて尊重しあえる我々が、なぜ戦争をしてしまったのかという無念。

いろんな思いが、「ありがとう」には込められているんだと感じました。

まなちゃんは第1話でも妖怪について「わからない、でもわかりたい」と言っていました。私はこのセリフが6期全体のテーマに対するアンサーだと思っているんですが、この20話でもまなちゃんは「わからないけどわかりたい」という精神で戦争と向き合っているなと感じました。戦後70年以上たった現代っ子のまなちゃんが、戦争を経験したトゥブアンとほんの少し心を交差させた瞬間でしたね。

 

最後に、総二郎さんのご遺骨が握りしめていた淑子さん宛の手紙をもって帰国したまなちゃん。

総二郎さんは、淑子さんとの結婚を反対され親の怒りを買い、戦争に送られたらしい・・・

ここの脚本もすごくないですか?

たんに徴兵されたということではなく、「親の意向で」というところを付け加えてくるあたり、6期は本気ですよ。人間というものを描こうと本気。

戦争の話だとわりと「親が涙を隠して″御国のために″と送り出した」という場面が多い気がしますが、総二郎さんはそれともまた違う。※いろいろ他の方の感想を見ていると、「総二郎さんは名前からして次男だったのでは?」という考察もありました…。

6期は本当に、一筋縄ではいかない。

 

6期は妖怪との関わりを通じて、「人間」の姿を浮き彫りにしようとしている気がします。人間の汚さ、弱さ、強さ、気高さ…それらが、人間ではない「妖怪」という異文化と関わることで浮かび上がってくるのではないか。

そのために鬼太郎さんがかなりストーリーテラーに寄ってるという気がしますが活躍する場面めっちゃ少ないし、これから鬼太郎自身が妖怪としてどう人間と関わっていくのか、楽しみですね。

 

お盆の時期にふさわしい、最高の20話でした。

 

はりめっこ

鬼太郎感想 19話「復活妖怪!?おばけの学校」(鬼太郎サングラス回)

こんにちは、はりめっこです。

またまた更新が遅くなりましたが、19話感想です。

 

今回はみんな大好き妖怪学校

いままで倒した妖怪が『名無し』によって復活して、人間の子どもたちを集めて妖怪の学校を開くという展開ですねー。

2話で見上げ入道を倒しているので、うまい具合に妖怪学校と名無し紹介回をからめることができてますね。6期はこのあたりの脚本がほんと素晴らしいなあ。

 

さてさて、人間の子どもたちが行方不明になっているという事件を聞いて、妖怪学校に潜入する鬼太郎さん。

まず、妖怪学校に行くための呪文を唱える姿がかっこいい!

いつもより低めの声でちょっとゾクッとするような囁きはさすが沢城さん。

しかも『異世界を呼び出す呪文』ってめちゃくちゃわくわくしませんか?

これ小学生なら親に聞かれないようにこそっと呟いちゃうよ。

 

そして鬼太郎さん「変装していきます」と言って、サングラスをすっと装着・・・

それ、妖怪眼鏡じゃなかったんだ?

予告編で「妖怪眼鏡か!?」と界隈がざわついたサングラス姿ですが、ただのグラサンだった。

でも鬼太郎がおしゃれ目的でサングラスを持っているとも思えないので、もしかしたら妖怪眼鏡かもしれませんねー。どっちにしろ変装としては2点くらいですね。

5期ではやべー変装を披露した鬼太郎ですが、6期の鬼太郎は「本人は大真面目に変装したつもりだけど全然変装できてない」っていう天然さん。対して5期の鬼太郎はちょっとウケを狙ってる感があります。各期の鬼太郎のキャラの違いが出てて良いですねー。

 

さて妖怪学校では、いままで倒した妖怪さんが教師となって子どもたちに授業を行っています。

二口女→蛙の解剖

かまいたちダイ・ハードで出てくる水の量はかるやつ

見上げ入道→校長

たんたんぼう→見回り

それなりに楽しそうな授業。

でも蛙の解剖のシーンなんかはちょっと生々しくて、妖怪らしく描かれてましたね~。

 

そしてハイ、登場しました。

子どもをグルグルするやつに入れて妖怪にするやつ!

(正式名称・妖怪ミキサー)

見上げ入道と言えばこれですね~。2話で登場しなくて「6期は大人向けやから妖怪ミキサーなんか出ないのかな…」と思ってたけど、3か月あたためてたんですね~。

ほんで妖怪ミキサーにぶちこまれる鬼太郎さん!

数分後、特に脱出する描写もなくふつうに出てきた!!

このあとねこ娘と共闘しますが、ここカッコいいですね。

ボロボロのねこ娘の前にすっと立つ鬼太郎さん。

これはねこ娘も惚れるわ~~。

余談ですが、ねこ娘も鬼太郎の2点の変装を「さすが鬼太郎、完璧な変装ね!」って言ってましたね。ねこちゃん、鬼太郎のこと普通にめちゃめちゃ褒めるのに、本人相手だとツンツンしちゃうんだな・・・。恋愛ヘタクソかよ・・・。

 

ちゃんちゃんこパンチ(アンパンチ的な)でたんたんぼうをブッ飛ばした鬼太郎さん。

たんたんぼうに「聞きたいことがある・・・」と、なぜ妖怪が復活したのかを尋ねます。

「我々は名無し様によって復活した・・・お前は名無し様には勝てない・・・」と言葉を残し、再び消滅したたんたんぼう。

『どういうことだ!?』とでも言いたげな鬼太郎・・・。

聞きたいことがあるならパンチ手加減しよう???

瀕死の状態で聞いても、無理やん?途中でこと切れるやん??

まあ、天然なんすよ、6期は(暴言)。

 

今話は名無し紹介回だったので、最後にはじめて鬼太郎の前に名無しが姿を見せました。

ぶっちゃけると、私「名無し」ってのは便宜的な名前だと思ってたんですよ・・・

名前を出すまでの当座しのぎの呼び名だと思ってたの・・・

まさか本名だったとは・・・

名無しさん、「名も無き なきなき 泣き暮れて・・・」韻を踏んだセリフをぶつぶつつぶやきながら登場します。

鬼太郎との会話も成立してないし、聞き取れない。

しかし、やたら韻を踏んでいることはわかる。

とりあえず19話現在で分かった名無しさんの情報は、

・黒い心をもった人間に近づくこと(「講師こ〇したい」と言った子をペロっとしてた)

・まなちゃん(人柱?)となにやら前世かどっかで因縁があること

・妖怪を復活させる力があること

ですね。

私は聞き取れなかったんですが、今回の名無しさんのセリフについては、「ラッパー 名無し」で検索すると全文見つかると思うんで見てみてください。

 

しかし今回一番気になったのは、目玉おやじ「妖怪は死なない。肉体は滅びても魂はこの世のどこかをさまよう」というセリフですね。

うーん、とすると、鬼太郎のお母さんはどうなってるんだろう?

母を探す地獄篇はどうなるのか・・・。

歴代とは違う6期なりのアンサーがありそうで楽しみだYO!

 

はりめっこ

鬼太郎感想 18話「かわうそのウソ」

こんにちは、はりめっこです。

こんな細々とやってる感想ブログですが、ちょこちょこのぞいてくださる方がいるみたいで有り難いです!

先週はパソコンの調子が悪く更新できなかったので・・・

遅くなりましたが18話の感想です。

まだ感想ブログの書き方が自分の中でいまいち定まってないので、とりあえず今週は物語のあらすじにツッコミをいれていくスタイルで書きたいと思います。

 

待ちに待ったかわうそ回ですね~!

5期で萌えキャラと化した(語弊)かわうそちゃん、6期ではどんなキャラになるのか・・・?とファンのみなさんも心待ちにしていたことでしょう。

どうか鬼太郎に滅されませんように・・・と思っていた人も多いんじゃないでしょうか。

さてさてどうなるんでしょう~。

 

物語は、鬼太郎の家に謎の野菜が届けられるところから始まります。

ピカピカに光った夏野菜・・・

誰からの野菜なのか分からないんだ、と言う鬼太郎に

「もらっとけば?おいしそうだし」とねこ娘。

白々しいですね~視聴者にはすぐ犯人がわかりますね~。

 

場面がかわって、野良着を身に着けて農作業をしているねこ娘。

はい、鬼太郎に野菜を届けていたのはねこ娘でした~(一億人が気付いている)。

けがをしたおじいさんのために畑仕事を手伝っているとのこと。

収穫した野菜をわけてもらって帰ろうとしたねこ娘の前に、少年が現れます。

カワウソ登場ーー!

お母さんがいないだの弟がおなかを空かせてるだの言って、まんまとねこ娘から野菜を騙しとるカワウソ。

へたくそな嘘ですが、ねこ娘なら騙せる。

6期のかわうそは、うそつきで人間を困らせるイタズラ者のようです。

 

そんなことにも気づかず相変わらず畑仕事に精を出すねこ娘。そこへ、別荘に遊びにきたまなちゃんが遭遇します。野良着のねこ娘にショックを受けるまなちゃんに、「この格好が一番いいのよ、おしゃれじゃないのが難点だけど」とさらっと笑ってかえします。

都会っ子のまなちゃんに農業の素晴らしさを説き、「人も妖怪も、自然をかたちづくる要素にすぎない」と語るねこ娘。

ここ、すごくいいシーンですね~。

ゲゲゲの森という妖怪世界はあるけれど、もともと人間と妖怪はきっと一緒の世界に生きていたんでしょうね(原作でも、『安住の地を求めてゲゲゲの森に住んだ』という描写があります)。すねこすりのように人間の近くじゃないと生きられない妖怪もいるし、ずんべらのように人間が妖怪化したものもいる。もとは、同じ世界の住人だったはず。でも、鬼太郎が「人間と妖怪は仲良くなれない」と言うように、いつのまにか世界は断絶されてしまった。ねこ娘は、それに対して何か思うところがあるのか・・・。人間がこの世で最も優秀であると驕り高ぶっている人類への警鐘にも聞こえます。

 

さて、ここでかわうその噂を聞いてやってきた鬼太郎が現れ、ねこ娘は野菜をわけてあげた少年が嘘つきのかわうそであることを知ります。

かわうそを問い詰めるねこ娘、ぼろぼろとボロを出すかわうそ

嘘をつく才能のない二人のバトル。

ここらでギャグテイストであることを確信し胸をなでおろす視聴者。

「鬼太郎にだけは見られたくない!」と思っていた野良着姿を鬼太郎に見られてしまったねこ娘はブチぎれてかわうそを追いかけまわします。

ここのBGMは三味線の音がメインになっていて、いつものバトル用のBGMよりほのぼのしてますね~。サントラが楽しみだ。

 

そこへ、ねこ娘が手伝っていたおじいさんの妻がよろよろと現れます。

山で遭難していたところを、かわうそが助けてあげたらしい。

もともと人間たちをからかって遊んでいたかわうそ。田舎から人間が少なくなって、さみしい思いをしていただけみたい・・・

「お前、もしかしてさみしいのか・・・」ねこ娘の嘘には気付かなかった激ニブ鬼太郎ですら気付きます。

おじいさんとおばあさんが「よかったら私たちと一緒に暮らそう」と言うのを遮って、ねこ娘が「ゲゲゲの森にくればいいじゃない」と誘うんですが、この『妖怪は妖怪の世界に』というのがやはり6期っぽいというか。今の人間界にかわうその居場所はない、と判断したのでしょうか。

「おれはアンタを騙したのに・・・」

「もう忘れたわ」

「・・・ありがとう」

素直にお礼を言うかわうそ

晴れて、ゲゲゲの森に仲間入りです。

結論:かわうそ、滅されなかった!!ヨカッターーー!!

 

今回は、ねこ娘とかわうそという『素直じゃない二人』のドタバタ劇でしたね。

ねこ娘はツンデレキャラとして定着したけど、今回すごく優しく芯のある女性として新たな一面を見せてくれました。野良着に関しても、「これが一番動きやすい」とちゃんと効率を重視して着こなしてる。ただ、好きな男の子(鬼太郎)には恥ずかしくて見せられないだけで。ねこ姉さん、ツンデレっていうか鬼太郎が好きすぎて素直になれないだけだよね~。小学生かよ~。

かわうそも、根はとってもいい子。さみしくて、かまってほしかったんだね。

これから5期みたいに萌えキャラ(語弊)になるコースもありかもな~。

二人がひたすらかわいい回でした。

 

かわうそのウソは、嘘つきのウソ。

かわうそのカワは、かわいいのカワ!!

 

はりめっこ

鬼太郎感想 17話「蟹坊主と古の謎」(境港フィーチャリング回後編)

こんにちは、はりめっこです。

 

今週は境港PR回の後編です。

放映日(2018年7月22日)は、境港のみなと祭りの日でもありますね~。

というわけなのか?PRにもめちゃめちゃ力が入ってます!

 

さて、今週の物語は、町の人々が妖怪によってブロンズ像にされてしまうところから始まります。

・・・ブロンズ像?

聞いたことがありますね。どこかで。

 

まあそれはいったん置いといて。

犯人の妖怪は

「両足八足、方向自在にして目は天を指す、これいかに」という謎を問いかけます。

それに答えられなかった者に泡を吹きかけ、銅像にしてしまう。

子泣き爺、ぬりかべ、ねこ娘は答えを言えなかったため銅像にされます。

鬼太郎はふつうにバトって銅像にされたよ。

妖怪の名は、蟹坊主。

謎かけの答えも『蟹坊主』です。

かつて戦国時代、蟹坊主は人間の姫に仕えていました。姫に近づくものを敵か味方か判別するためにこの謎かけをして、答えられないものを銅像にしていた。

しかし封印されてしまい、現代に蘇ったときにはすでに姫様はおらず、、、という展開。(この封印もまた例によってザルで、なんでそのへんの海に封印石を投げるんだよとか言いたいことはいろいろあるけど割愛。封印が解けたこともふくめ今後の伏線だと思う)

 

今週の一つ目のみどころは、初登場の烏天狗たちですね!

銅像になった人たちをなんとか助けられないかと、霊峰大山の烏天狗にヘルプを求めたまなちゃん達。

さっそくまなちゃんの妖怪ホイホイが発動。若い天狗の小次郎が顔を赤くしてまなちゃんに親切にしてる・・・

小次郎の声は阪口大助さんですね~(尻子玉のときも阪口さんでしたね)

さて、烏天狗たちは「人間と妖怪は関わらない」「無益な争いはしない」というスタンス。若い小次郎だけ、ちょっと助けてやってもいいじゃん(まな可愛いし)・・・という考え。

ここ、助けを求めるまなたちがけんもほろろに扱われるんですが、松明が消えて暗くなると同時に天狗たちの姿も消えるという演出がかっこよかったですね~!強キャラ感がある。いまから再登場に期待大です。

 

で、「効き目があるかも」と小次郎に言われて霊水を持ち帰ったまなたち。

一人分しか持ち帰れなかったんですが、

まっさきに庄司おじさんにかけた。

なんで???鬼太郎にかけよう???

 

おじさんが霊水の力で復活したところに蟹坊主来襲。

もちろんおじさんは戦力外なんで(だから鬼太郎に先にかけとけと)、砂かけ婆と小次郎が応戦。その様子を遠くから見ていた烏天狗の長が、「しょーがねーなあ」と天狗の団扇で風を起こし、霊水を巻き上げて境港の町に雨のように降らせます。

ここめちゃくちゃかっこいい!

さっきは冷たくあしらった長老が、自分とこの若いの(小次郎)が参戦してるのを見て&町が破壊されてさすがに止めよっかなと思って、行動を起こしてくれたのが渋くてニクい。直接手を貸さないところもかっこいいですね。

最初に小次郎が霊水を運んだとき「僕の力では少ししか運べない」って言ってて、「ポリタンクとか持ってないのかな?」って思ったんですけど、長老の技の伏線だったんですね~。

 

で、霊水で復活した鬼太郎有無を言わさず体内電気でとどめをさす

・・・と言っても、最後は蟹坊主が自らを泡でつつみ、銅像になります。

「姫の眠るこの町に自分も・・・」と言葉を残して。

んんん・・・ここ、ちょっと泣ける。

 

蟹坊主は惚れてたんでしょうね~、姫様に。

それは冒頭の「妖怪も人間も関係ない」というセリフにも表れています。

好きな姫様のために、妖怪と人間という垣根を越えて戦に加担してしまった蟹坊主。

どっちみち姫様とは寿命も違うし、生きる世界が違う。

でもそばにいたかったんだな・・・。

すねこすりとはまたパターンが違いますが、どちらも「人間の関わったことで起こる悲劇」だと思います。でも、そこには確かに愛情があった。関わったことによる幸せも確実にあったわけで、なにが正しかったかなんて他人には言えないですね。

 

前回は人間と妖怪が仲良く花火を見上げるシーンで終わっただけに、今週の蟹坊主の悲哀がよりいっそう際立ちます。

 

蟹坊主は、種族関係なく愛する者のそばにいようと思った。

烏天狗は、妖怪と人間は関わるべきでないと考えている。

烏天狗のなかにも、小次郎のように関わりを持とうとするものもいる。

鬼太郎は、依頼があれば(そして助けるべきと思えば)人間を助ける。

妖怪もそれぞれで考え方が違って、まさに『自分と他者』で構成された世界に生きている。

この6期の世界感のなかで鬼太郎が何を考え、どう成長していくのか・・・楽しみです。

 

最後に、ブロンズ像の話なんですけど。

自ら銅像になった蟹坊主を道に飾るんですよ、境港の人たちが。

で、さみしくないように他の妖怪の銅像も作って飾ってあげたんですよ、境港の人たちが。

それ、なんてロード??

というわけでめでたく6期の作中にも水木しげるロードが完成しました~。

 

そうだ、境港行こう。

 

はりめっこ

鬼太郎感想 16話「潮の怪!海座頭」(境港フィーチャリング回前半)

こんにちは、はりめっこです。

16話の感想がだいぶ遅くなってしまいましたが、更新します。

(何から書いたらいいか分からない回だったの)

 

この16話が放送されたのは2018年7月15日。

前日14日には、境港の水木しげるロードリニューアルオープンしました。

7月期は鳥取県が本アニメのスポンサーになったこともあり、

全力で境港をPRする回になってましたねー。

ま、その話はのちほど。

 

さてさて、まず物語は、夏休みにはいったまなちゃんが境港にいる庄司おじさん夫妻の家へ遊びにいくところからはじまります。

ちょうど同じとき、沈没した北前船の財宝をねらって境港に乗り込んだねずみ男が、海座頭の封印を解いてしまう。

海座頭の手下である船幽霊が、漁に出た庄司おじさんを襲い、襲われた人間も船幽霊になってしまう・・・というストーリー。

 

まず今話で言いたいのは、境港フィーチャーがすごい。

まあPR回なんで当たり前なんですが・・・

庄司おじさんの家は、水木しげる先生の生家がモデルだし、

庄司おじさん自体も、水木しげる記念館の館長さんがモデルだし、

野球ボールには境港の市章が描かれていて(覚えちゃったよ)、

「港大漁まつり」は境港の「みなと祭り」のことでしょう。

超いい宣伝。

いや、大人世代は鬼太郎=境港ってすぐわかるんですが、小さいお子さんはわからないですよね?テレビの前できっと、「この境港はね、鬼太郎の町なのよ、妖怪がいっぱいいるのよ」「えー!ほんとにあるの!行きたい!」「じゃあ夏休みに行こうか」みたいな会話が広がってるんじゃないでしょうか。ええのう。

 

さて、次に本編の内容についてなんですが、

まーーツッコミ待ちみたいな回でしたね(褒めてる)。

これ前から言われてるけどさあ・・・妖怪の封印がザルすぎない

ねずみ男、ツボのふたをズラしただけだよ?それで封印解けるの?

台風のときとか普通にヤバかったんじゃない??

あと海座頭が襲った人間の魂を幽閉してる祠もさあ・・・

力技で扉を開けられるってどうなん??もっと頑丈にしよう?がんばろう?

 

まあ、そんなのは些細なところなんですよ・・・

問題はオーエスオーエス(掛け声)ですよ。

船幽霊、笑わせにきてるよね???

あとね、魂が戻ったあとの庄司おじさん(船幽霊コスプレVer)ですよ。

他の船幽霊は、魂が戻ったら普通の人間の姿に戻ったのに、どうして庄司おじさんだけヅラが落ちたような描写だったのか。なぜ衣装が船幽霊のままなのか。なぜ顔色が青白いままなのか。画面が面白すぎる。

そして青白い顔のままの豪速球でボールを海座頭の顔面にドーーーーン!!!

北斗の拳あべしっを彷彿とさせる顔芸でしたね。

笑わせにきてるよね?(二回目)

 

ふう・・・

ちょっと真面目に考察をすると、今回は鬼太郎にとってかなりのターニングポイント回だったと思われます。

6期鬼太郎のテーマと言える「異文化との関わり」ですけど、16話ではまず境港の古参と若手の間で、祭りの在り方をめぐって諍いがありましたね。

その彼らが、まなちゃんの声かけによって力を合わせて妖怪と戦う。

その結果、祭りもにぎやかに行われるようになった。

そしてもう一つ、妖怪と人間との協力も描かれています。

境港の人間たちと鬼太郎ファミリーが、まなちゃんという人間を軸にして助け合い、協力して海座頭を倒した。

これって、6期1話の鬼太郎から考えるとものすごい成長なんです。

鬼太郎が人間の協力を受け入れ、人間たちも妖怪の存在を認めて関わりを持つ。

これまでなら、ちょっと考えられないことです。

 

妖怪と人間は、住む世界が違う。

理解しあって共に生きていくことは無理かもしれない。

でも、困ったときに助け合うことはできる。

理解できなくても、尊重することはできる。

まなちゃんが1話で言った「(妖怪のことは)わからない。でも、わかりたい」というセリフが、この16話にしてまなちゃん以外の人間世界にも広がったように見えました。

 

最後の縁日のシーン、これは『妖怪と人間の共生』を描いていた3期を連想させるシーンでもあります。妖怪と人間が、仲良く花火を見上げている。「こんな時間がずっとずーっと続くといいな」というまなちゃんに、鬼太郎は黙って微笑む。

鬼太郎は何を思って、微笑んだんでしょうか。

まなちゃんと同じことを本気で望んだのか。

それとも、やはり人間と妖怪はともに生きられないと思って、一瞬の幸せを確かめたのか。

今回のこの描写が、これからの物語にどのようにつながっていくのか、とても楽しみです。

(でもなー6期だからなー、「やっぱり人間と妖怪は友達になれない!」みたいなどん底におとされる話もこれからありそうなんだよなーオタクは泣くよー準備はできてるーー)

 

さて、次週(22日放送)は境港フィーチャリング回・後編ですよー!

ちょうど境港の「みなと祭り」の日にかぶってるよ!さすが!

そうだ、境港行こう。

 

はりめっこ